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障害に必要な配慮、会社にきちんと伝えられてますか?

更新日:2019年02月12日

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弊社は障害者雇用に関するさまざまなサポートを行っていますので、障害のある方から会社に対する不満を直接お聞きする機会も多いのですが、その中でもよく聞く不満の一つが、「障害に対して、会社側の配慮がない」という不満。障害に対する配慮は、障害のある方が会社で長く勤めていく上で重要な要素だと思います。ではご自身が「どんな障害で、どんな配慮が必要か」を、きちんと会社に理解してもらうにはどんな工夫が必要でしょうか。ここではそのヒントをお伝えしたいと思います。

障害に対する配慮を伝えること

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障害に対する配慮を伝えることは、障害者が会社で長く勤めていく上で重要な要素だと思います。

 

ここに興味深いレポートがあります。

 

障害者総合研究所が障害者雇用で入社した方に行った「現職または前職での、障害への理解や配慮についての満足度」というアンケートでは、54%の方が「あまり満足していない」「全く満足していない」という結果がでました。半数以上の方が不満と回答しているのです。

 

「現職または前職での、障害への理解や配慮についての満足度」に関してのアンケート結果こうした不満を持たれている方の中には、

 

「入社前に採用担当にきちんと伝えたのに、入社後にその配慮がなかった。」

 

「現場のスタッフには伝わってなかった。」

 

「最初は良かったけど、だんだん障害に対して配慮がなくなっていった。」

 

という声も聞きます。こういった不満については、「合理的配慮」という観点から企業側の改善が必要な場合も多いと思います。

 

一方で、「入社前にきちんと障害の事、必要な配慮を伝えられなかった」という方も少なくないようです。

 

障害者総合研究所が障害者雇用で入社した方を対象に実施した「現職または前職では、入社前までに障害や必要な配慮について、企業へ伝えられましたか?」というアンケートの結果では、障害者全体では74%の方が「十分伝えられた」「まあまあ伝えられた」と回答していますが、精神障害の方に限定すると62%まで数値が落ちます。

精神障害の方は、約4割の方が入社前の段階で「自身の障害や配慮について十分に伝えられていない」ことになります。

 

「面接時に聞かれなかったけど、あまり時間もなかったし、採用担当者は採用のプロだから概ね理解できているだろう」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、企業の採用担当者は皆が皆、障害者雇用のスペシャリストなわけではありません。障害に対して詳しい方もいますが、もちろん詳しくない方、勉強中の方もいます。

 

ましてや障害の症状や必要な配慮は、一人ひとり異なります。ご自身でしっかりと障害について伝えなければ、会社側も「合理的配慮」を求められても一体何をしたらいいのか?

その人にとってのベストな配慮がわからないことがほとんどです。ご自身が「どんな障害で、どんな配慮が必要か」を、事前にきちんと時間をかけて整理をして、きちんと言葉で伝える準備をしておくことが大切です。

 

ここで大事なのは、障害や必要な配慮について「伝える」という一方的なアクションで終わらせないことです。伝えて、「伝わる」ことでやっとコミュニケーションが成り立って相手と自分の障害配慮について分かり合えるということです。

 

例えば聴覚障害の場合、「コミュニケーションに関する配慮」という項目ひとつをとっても伝えなければ相手はわからないことがたくさんあります。

補聴器や人工内耳を使って言葉を「聞き取る」ことができるのか?それとも音も頼りにするが口の動きなども見て言葉を「読み取っている」のか?このふたつでは相手は大きく対応を変えなければいけません。

 

また、「音声」よりも「手話」のほうが理解しやすい方、「筆談」のほうが確実という方もいるかもしれません。

さらに自分から発信する場合は「発話」なのか、「筆談」なのか、「手話」なのか、「手話と発話を両方バランスよく」なのか…自分では「当たり前」と思っていることが、障害について詳しくない人には新鮮な情報なのです。

 

ご自身の障害を一方的に「伝える」で終わらせず、「伝わる」になることで初めて望んでいる配慮や周囲からの心遣いを頂くことができるでしょう。

 

「伝える」から「伝わる」にするためには、ご自身の障害について幅広く知識を取り入れ、その障害について知らない人にも分かりやすく伝えられるだけの説明力を持つことが必要です。

最初は難しいかもしれませんが、「伝える」を「伝わる」というコミュニケーションに変えることで、よりご自身の障害を理解し、配慮してくれる会社に出会える可能性もあがるでしょう。

 

「それは分かるけど、自分で整理して言葉で伝えるのが難しい。。。」

 

そんな方は就職・転職のプロにサポートしてもらうのも選択肢の一つです。

今は障害者専門の人材紹介会社も複数あります。障害者雇用での就職・転職活動をトータルでサポートしてくれますので、あなたが会社に伝えたいこと、伝え方を一緒に整理してくれるかと思います。

 

障害者雇用で就職・転職を検討している方、より働きやすい会社に出会うためにも、ご自身の障害のこと、必要な配慮について時間をかけて整理してみてはいかがでしょう?

atGPしごとLABO編集部

ライター:atGPしごとLABO編集部

障害者専門の人材紹介として15年以上の経験とノウハウを活かし、障害者の雇用、就労をテーマとした情報発信活動を推進しています。メンバーの平均年齢が全社平均年齢よりちょっと高めなのは内緒。

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