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うつ病でもできる仕事はあるの?うつ病の方におすすめの仕事と探し方

更新日:2021年09月24日

うつ病で仕事を退職してしまった場合、次の仕事を探すためにはどうすれば良いのでしょうか。また、うつ病の人に向いている仕事というものはあるのでしょうか?うつ病から回復した人、またはうつ病で新しい仕事を探す人には、健康な人とは異なる仕事探しの方法を行うことで、比較的スムーズに新しい仕事に就くことが可能な場合があります。また、うつ病の人に向いている仕事に就くことで、うつ病を抱えていても長期就労が可能になります。ここでは、うつ病の人のための効率的な仕事探しの方法や、うつ病の人に向いている仕事について解説していきます。

何がうつ病の原因になる?

うつ病の原因は大きく分けて3つあります。

・外因性(身体因性)

内因性

・心因性(性格環境因性)

以下で詳しく見ていきましょう。

 

外因性(身体因性)

まず外因性(身体因性)のうつ病とは、脳腫瘍や脳血管障害などの脳の病気や、感染症、内蔵の病気など体の病気によって精神機能に障害が出るものを言います。

 

内因性

内因性のうつ病については、統合失調症や躁うつ病などの脳の器質的な内因によっておこるうつ病のことです。

 

 

心因性(性格環境因性)

心因性(性格環境因性)のうつ病ですが、これは職場や日常生活などで強いストレスを受けた場合に発症するうつ病です。

 

 

うつ病になりやすいタイプとは?

うつ病になりやすい人のタイプというものもあります。まじめで責任感が強く、人当たりもよく、周囲の評価も高いといったいわゆる「良い人」です。

 

このような人は自分のキャパシティーを超えて頑張り過ぎたり、ストレスを発散できずにため込んだりしてしまうため、うつ病になりやすい傾向があります。

うつ病の症状の特徴とは


うつ病を患ってしまうと、心の不調だけではなく体にも不調が出てきます。

うつ病を患った場合の心の不調には、さまざまな物事に対する意欲や興味の減退、仕事や家事の効率の低下、気分の落ち込み、不安感や取り越し苦労等があらわれます。

 

それに加えて睡眠障害や疲労感、倦怠感、首や肩のこり、頭が重い、頭痛などの身体的な症状が表れることもあります。

 

このように心身ともに不調が表われ、日常生活に支障をきたしてしまうのがうつ病という病気なのです。

うつ病の人が仕事を探す際に注意すべき点とは?

うつ病の人が仕事を探す際に注意するべき点は、主に以下の3点です。

 

・就職活動を行うための準備期間を十分に設ける

・社会復帰に向けて十分なリハビリ期間を設ける

・勤務時間が決まっている仕事を選ぶ

・通院が続けられる仕事を選ぶ

 

以下で詳しく見ていきましょう。

 

就職活動を行うための準備期間を十分に設ける

うつ病の人が仕事を探す場合にいきなり求人サイトを見てみたり、ハローワークに行ったりしても、上手く仕事が見つかる可能性はかなり低くなります。もし、書類選考や面接をクリアして就職が決まっても、長期に渡り働き続けることは非常に困難であると言わざるを得ないでしょう。

 

うつ病の人が仕事を探すためには、焦ることなくまず就職活動を行うための準備期間を十分に設ける必要があります。

 

うつ病の症状が治まることを「寛解」と言います。「寛解」とは、症状が治まった状態を指す言葉で、完治とは異なります。

 

ほとんどの場合うつ病は完治することはなく、さまざまな要因により再発する可能性はあります。就職活動の躓きによりうつ病が再発してしまうことも考えられるので、就職活動は慎重に行う必要があるでしょう。

 

うつ病の人が就職活動を行う場合には、まずうつ病の症状を落ち着かせるためにしっかりと休養を取ることが重要です。
主治医の指示に従って正しく服薬する、十分な休養を取るなどしてうつ病の症状を軽くしましょう。

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そんな人は、障害者専門の転職エージェントに相談しながら二人三脚で転職活動を進めるのがおすすめです。

社会復帰に向けて十分なリハビリ期間を設ける

うつ病の症状が軽くなったら、次は社会復帰に向けて十分なリハビリ期間を設ける必要がありますこのリハビリ期間には、規則正しい生活とバランスの取れた食生活、そして軽い運動や図書館に通うなど、自分に合った日課を作りながら毎日を過ごしましょう。このようなリハビリ期間を設けることで、日常生活のリズムを取り戻すことができます。

 

うつ病の治療期間には十分な休養を取る必要がありますが、徐々に回復の兆しが見えてきたら、このリハビリを始めるようにしてください。

 

このように昼起きて何かしらの活動を行い、夜眠るという生活リズムが身についてきたら、就職活動を始めたいということを主治医に相談してみましょう。

 

主治医の許可が出て初めて就職活動をスタートさせることになります。

 

勤務時間が決まっている仕事を選ぶ

折角うつ病が回復して復職しても、うつ病で休職する前と同じ環境の場合、またすぐに体調が悪化して再度うつになってしまう可能性があります。 うつ病悪化を防ぐためには、安定した生活リズムを維持することが重要です。

同じ職場に復帰する場合も、転職する場合も、生活リズムの安定のために勤務時間がある程度決まっていて、起床時間や就寝時間に大きな変動が出ないポジションがないか人事に相談したり、仕事を探しましょう。

 

通院が続けられる仕事を選ぶ

復職して社会復帰をした後も、定期的に通院をすることでうつ病の悪化や再発が防ぐことができます。そのためにも、定期的に通院が可能な仕事を選ぶことが重要となります。

うつ病を抱えながら出来る仕事や職種にはどんなものがある?

ところでうつ病を抱えている人に、向いている仕事や職種というものはあるのでしょうか。

 

 

軽作業・事務などの負担の少ない仕事

一般的には梱包や出荷などの商品管理、データ入力などの一般事務、検品といった倉庫管理など、いわゆる「軽作業」と呼ばれる仕事がうつ病の人に向いています。また、このような業種であれば採用されやすいといったメリットもあります。

 

さらに「軽作業」であるため、うつ病を患っている人であっても負担が少なく、長期にわたって仕事を続けやすいと言われています。そのため、精神的なストレスに悩まされ、うつ病の状態が悪化することも避けることが出来るでしょう。

 

 

在宅ワーク

在宅ワークは、インターネットが使える環境とパソコンがあれば始めることができます。また、一口に在宅ワークといってもさまざまな種類のものがあり、多くの仕事の中から自分に合った仕事をすることができます。
また、自分の生活リズムや働ける時間に応じて仕事量を調整できるため、負担が少ない働き方であるといえるでしょう。仕事を行う上での人間関係に悩まされたくない人にも在宅ワークはおすすめです。

 

 

在宅ワークの種類としては、シール貼りやアンケート記入のような軽作業から、文章を書くことが好きでストレスを感じにくいのであればライティング、ほかにも専門的なスキルが必要とされるデザインやプログラミングなどがあります。

 

在宅ワークを仲介するサイトがあり、手数料が必要になるものもありますが比較的簡単に自分に向いている仕事を見つけることができます。

 

この在宅ワークを行う上で注意しなければいけないのは、自分のペースに合った仕事量を把握し無理にスケジュールを詰め込まないことです。

 

前述したようにまじめな人ほどうつ病になりやすいため、多すぎる量の仕事を抱えてしまうと納期に追われてうつ病が悪化してしまう恐れがあるからです。

 

また、在宅ワークで収入を得た場合、自分で確定申告を行う必要があるためこの点にも注意しておきたいところです。

 

 

→在宅勤務の配慮がある求人を探してみる

 

 

 

うつ病の人におススメの仕事探しの方法

うつ病の人が企業に就職したいと思った場合、どのような方法で就職活動を行えばよいのでしょうか。

一般的には、以下の3つの手段が挙げられます。

 

・ハローワークの専門援助窓口を利用する

・障害のある人を対象とした人材紹介会社(有料民間職業紹介所)を利用する

・就労支援サービスを利用する

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

 

ハローワークの専門援助窓口を利用する

ハローワークの専門援助窓口の特徴は、一般の窓口では扱っていない障害者求人を専門に扱っているということです。
専門援助窓口を利用するには、必ずしも障害者手帳の交付を受けている必要はありません。しかし紹介してもらう障害者専用求人に応募する場合は、ほとんどの場合障害者手帳の交付を受ける必要があるため、注意が必要です。

 

また、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている人がこの専門援助窓口を利用する場合、主治医の意見書の提出を求められるケースがあります

これはハローワーク独自の書式で、就業上の注意点や就業可能な時間について主治医の所見を書いてもらうものです。また、障害を公表せずに就職活動を行いたい場合も、こちらの専門援助窓口に相談することができます。

 

 

障害のある人を対象とした人材紹介会社(有料民間職業紹介所)を利用する

障害のある人を対象とした人材紹介会社の利用をすることで、自分に合った仕事を探しやすくなる場合もあります。

 

人材紹介会社に登録すると、まず担当のアドバイザーと面談を行うことになります。
このとき、自分の障害の程度や働きたい職種、障害に対して配慮してもらいたいことなどを具体的にアドバイザーに伝えるようにしましょう

 

障害者専門の人材紹介会社は、多くの企業の障害者採用求人の情報を持っているため、うつ病を抱えている人が希望する条件に合う企業を紹介してもらうことができます。

 

また、履歴書や職務経歴書など必要書類の書き方の指導や面接対策、採用後のフォローなども行ってくれるため、より働きやすい環境の職場を探すことができます

 

現在、うつ病で転職・再就職をお考えの方には、障害者専門の転職支援サービス、atGP(アットジーピー)がおすすめです。atGPは信頼の転職サポートNO.1の高い実績があります。うつをはじめとした精神障害のある方への転職に精通している専門のキャリアアドバイザーがあなたをサポートする体制が整っており、非公開求人も豊富です。

ひとりでの転職活動が不安な方、転職活動を効率的に進めたい方、ご自身に合った仕事をお探しの方はお気軽にご相談ください。登録もウェブ上で簡単にできます。

うつの方を採用した実績のある企業様も多数いらっしゃいますので、是非求人を見てみてくださいね。

→求人を探してみる

 

就労支援サービスを利用する

就労支援サービスは就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続B型とサービスがいくつかに分かれています。詳しくは別の記事で解説していますのでそちらをご参照ください。就労支援サービスに関する情報は、住んでいる自治体の障害者福祉窓口やハローワークなどで入手することができます。

選ぶ際は、実際に複数見学して、自分に合っているかどうかを慎重に比較検討してください。

 

しごとLABOを運営するatGPの就労移行支援事業所atGPジョブトレ」では、うつ病状専門のプログラムのあるコースを運営しています。病状理解や、ストレスマネジメントの研修や、事務職での就職を目指すビジネス研修が受けられる就労移行支援事業所です。

 

 

無料の見学・個別相談会も随時開催していますので、まずは気軽に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

うつ病を患ってしまった人が仕事を探す場合には、一般の人と異なる準備や方法をとる必要があります。

 

一番重要なことは、就職を焦らないことです。

 

まず、十分にうつ病の病状を落ち着かせ、生活のリズムを整えましょう。うつ病とともに生きることを受け入れ、医者からも就職準備が整ったとの診断を得られた段階で、就職するためのサービスを最大限に活用しましょう。

 

そうすることで、うつ病を抱えていても働きやすい職場に就職することが可能になり、長く安定して働き続けることが出来るようになります。

うつの方を採用した実績のある企業様も多数いらっしゃいますので、是非求人を見てみてくださいね。

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ライター:atGPLABO編集部(監修:戸田重央)

障害者専門の人材紹介として15年以上の経験とノウハウを活かし、障害者の雇用、就労をテーマとした情報発信活動を推進しています。 【監修者:戸田 重央プロフィール】 株式会社ゼネラルパートナーズ 障がい者総合研究所所長。 企業の障害者雇用コンサルタント業務に携わった後、2015年より聴覚障害専門の就労移行支援事業所「いそひと」を開所、初代施設長に。 2018年より障がい者総合研究所所長に就任。新しい障害者雇用・就労の在り方について実践的な研究や情報発信に努めている。 その知見が認められ、国会の参考人招致、新聞へのコメント、最近ではNHKでオリパラ調査で取材を受ける。 聴覚障害関連で雑誌への寄稿、講演会への登壇も多数。

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