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ADHDの方にあった仕事、働き方とは

更新日:2019年02月13日

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以前はただ注意力の無い人だとの誤解を受けていたADHD。ADHDは正式名称で「注意欠陥・多動性障害」といいます。ADHDの方は、正式名称からも分かる通り、注意力に何かしらの問題を抱えており、注意力が原因で仕事が長続きしない、人間関係が上手くいかない、仕事をするのが辛い、といった悩みを抱えている方が多くいます。そこで今回、この記事ではADHDの方が仕事を上手く行う為の対策方法について書かせていただきます。

 

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ADHDについて

まずADHDを知らない方の為に、ADHDについて説明させていただきます。

 

■ADHDとは

ADHDは正式名称を「注意欠陥・多動性障害」と言い、発達障害の一つと考えられています。

 

ADHDを抱える方は、子どもで20人に一人程度にみられると言われています。

 

大人になると元々の傾向は変わらないものの、症状の一部(特に「多動性」)が目立たなくなり、診断の枠に入らない状態になる人もいると言われています。

参考:公益社団法人 日本精神神経医学会

 

では、ADHDの症状には一体どのようなものがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

 

■ADHDの症状

ADHDの症状は、大きく分けて、

 

・不注意

・多動性

・衝動性

 

の3つがあります。

 

【不注意】

集中しづらくミスが出る傾向もあれば、集中し過ぎてしまい休憩を取らずに体力以上に活動してしまうこともあります。

 

【多動性】

貧乏ゆすり等の無意識な体の動きや、話始めると止まらない等から職場で必要な所作が出来ていないと評価されてしまうこともあります。

 

【衝動性】

発言や行動を思いついたら、周囲の状況を考える前に実行してしまい、周囲に誤解を与えてしまうこともあります。

 

また、子供と大人で不注意、多動性、衝動性の現れ方に若干の違いがあります。

 

今回の記事は「ADHDの方の仕事」をテーマとしているため大人の例だけを出します。

 

では、見ていきましょう。

 

■ADHDの症状の例

【不注意】

・仕事(以下、家事や育児を含む)や日常生活でミスが多い

・仕事上で注意の持続が困難。「上の空」と周囲から注意される。会議中寝てしまう

・仕事の優先順位を考え、計画を立てるのが苦手。仕事を先延ばしにしたり、ため込んだりする

・整理整頓が苦手。机に物を積み上げたりする

・落とし物、失くし物、忘れ物が多い(書類、財布、鍵など)

・スケジュール管理が出来ない。約束を忘れる。遅刻が多い

 

【多動性・衝動性】

・いつも落ち着かない

・身体を動かしていることが多い(顔や身体を触ったり、  貧乏ゆすりをしたり)。じっとしているのが苦手

・静かにすることが苦手。「おしゃべり」や「声が大きい」といわれる

・順番待ちや交通渋滞、その他の待つことが苦手

・熟慮せずに発言する、または行動する。おせっかいや余計な一言が多い

出典:公益社団法人 日本精神神経医学会

 

以上が症状の例ですが、ADHDの方は性格的に雑でミスが多い、落ち着きが無いと思われがちですが心がけやモチベーションの問題ではなく障害が原因なのです。

 

では、これらの症状と向き合いADHDの方が仕事で活躍するにはどうしたらいいでしょうか?

 

ADHDの方にあった仕事、働き方、周囲の接し方について考えていきましょう。

ADHDの方にあった仕事、働き方、周囲の接し方とは

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【ADHDの方に合った仕事】

合う仕事を見つけるためには強みと弱みを理解することが必要です。

弱みは先に挙げた通りですが、強みは下記となります。

 

【ADHDの強み】

・行動力がある

・判断のスピードが速い

・枠に捉われず発想できる

 

【ASD(自閉症スペクトラム障害)に合った仕事】

上記の強みを活かすには、スピード感や臨機応変な対応が求められる次の様な業務が向いていると思われます。

 

・総務

・企画

・営業

・販売

・サービス職

・クリエイター・クリエイティブ職など)

 

仕事選びの際には参考にしてみて下さい。

 

しかし、これらの業務を行う場合でも注意しておかなければいけない点があります。

 

それは、「働くためには、弱みへの対処を行うことも必要であること」です。

 

では、弱みへの対処をどう行えば良いのでしょうか。

 

そのコツの幾つかをご紹介いたします。

 

■ADHDの弱みへ対処する働き方

ADHDと付き合いながら働く上で、この様な悩みはありませんか?

 

【ケアレスミスが多い】

ADHDの特徴である不注意が影響してケアレスミスが起こると考えられます。

 

対策としては、無理に集中力を高めようとするのではなく、チェックリストを作成しセルフチェックする等の工夫を行いましょう。

 

同僚や上司にダブルチェックをお願いすると更に対策となります。

 

【複数の仕事を頼まれると抜け漏れを起こす】

ADHDの方の中には短期記憶が弱い方がいます。仕事の抜け漏れを起こすのは短期記憶の弱さが影響していると考えられます。

 

その対応策としては、頭の中だけで処理せずにメモを取ることです。

 

また、頼まれた仕事について相手と認識の相違が無いかを確認するため、メモを取った内容を声に出して読み上げて確認すると更に対策となります。

 

(何も説明無しに毎回メモを声に出して読み上げると、誤解を招く恐れがあります。実践する場合には事前に自分の障害の特性について会社や上司に伝えておきましょう。)

 

【仕事の納期に遅れる(順序立てて仕事を行うことが苦手)】

ADHDの方は衝動性が強い反面、先の見通しを立てる力が弱い傾向があります。

 

順序立てて仕事を行うことが苦手、仕事の納期に遅れるのは、先の見通しを立てる力の弱さが影響していると考えられます。

 

この部分を対処するには、計画を立てる力を高める必要があります。

 

1日の仕事の計画をあらかじめ10分単位で作成し、実際にその通りに仕事が進んだか、進んでない場合はどれ位の誤差があったかをチェックします。

 

これを毎日継続することで作業を行うために必要な見積もりを出す経験値がたまり、納期に間に合う仕事の計画力が高まることでしょう。

 

また、自分が立てた仕事の計画自体が周囲の期待とずれている可能性もあるため、計画や進捗報告を周囲へ伝え、ズレがないかを確認すると更に対策となります。

 

【自分に合った仕事や職場環境がわからない】

ADHDの方は想像力が弱い場合があります。自分に合った仕事や職場環境が分からないといった悩みを抱えるのは、想像力の弱さが影響していると考えられます。

 

自分自身を客観視しづらく、自分の強みや弱みが不明確となっているのです。

 

お勧めは、自己分析等を行うだけではなく、実際に業務を行う等の体験から学びを得ることです。

 

格闘技の本を読んで頭の中でイメージしたからといって格闘技が上手くなるわけではありませんよね? 本で学んだことを実践して初めて効果が現れます。(前者をインプット、後者をアウトプットといいます。)

 

それと同じで自己分析を行うことも大切ですが、それだけでは足りません。実際に業務を行うという体験を行うことで効果を発揮する、つまり自分に合った仕事や職場環境がどういったものなのか、だんだん分かってくるのです。

 

また、体験だけでなく体験後に周囲からのフィードバックを得ると更に対策となります。

 

(周囲からフィードバックを得るのは、努力せずに出来ていることが強みであるケースも多いため自分では気づきづらい場合があるからです。また、弱みの対策も周囲の意見も参考にするとヒントを得やすい、といった理由もあります。)

 

【思ったことをすぐに口にしてしまう】

ADHDの衝動性が原因で思ったことをすぐに口にしてしまうと考えられます。

 

この場合の対応策としては、思ったことをすぐに口にしてしまうことや他意はないことを周囲にもあらかじめ伝え、不用意な発言があった場合は教えてもらう関係性を事前に作っておく必要があるでしょう。

 

会社や上司に自分の障害の特性が原因で思ったことをすぐに口にしてしまうということを相談しておきましょう。

 

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ADHDの方が仕事や働く上で悩むポイントやまとめ

ここまでADHDについて、ADHDの特徴、ADHDの方が仕事や働く上で注意すべき点などを書かせていただきました。

 

ポイントを整理します。

 

>>ケアレスミスが出やすい

無理に集中力を高めようとするのではなく、チェックリストを作成しセルフチェックする等の工夫を行う。同僚や上司にダブルチェックをお願いする。

 

>>複数の仕事を頼まれると抜け漏れが発生する

頭の中だけで処理せずにメモを取る。

また、頼まれた仕事について相手と認識の相違が無いかを確認するため、メモを取った内容を声に出して読み上げて確認する。

 

>>順序立てて仕事を行うことが苦手・時間管理が苦手で、仕事の納期に遅れる

1日の仕事の計画をあらかじめ10分単位で作成し、実際にその通りに仕事が進んだか、進んでない場合はどれ位の誤差があったかをチェックする。

 

自分が立てた仕事の計画自体が周囲の期待とずれている可能性もあるため、計画や進捗報告を周囲へ伝え、ズレがないかを確認する

 

>>自分に合った仕事や職場環境がわからない

自己分析等を行うだけではなく、実際に業務を行う等の体験から学びを得る。

また、体験だけでなく体験後に周囲からのフィードバックを得る。

 

>>思ったことをすぐに口にしてしまい、周囲に誤解を与えてしまう

思ったことをすぐに口にしてしまうことや他意はないことを周囲にもあらかじめ伝え、不用意な発言があった場合は教えてもらう関係性を事前に作っておく必要がある。

 

これらのポイントが解決方法になります。

 

ADHDの方は上記ポイントで挙げた弱みの部分で仕事での失敗を繰り返し、自己肯定感が低くなっていることがあります。

 

仕事をするのが怖い、と思うようになる方もいます。

 

ですが、自分の弱みを理解し対策をすることで、ADHDの方も充分に活躍ができます。

 

この記事を参考に、仕事をして充実した生活を送ってくださいね。

 

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atGPジョブトレ

ライター:atGPジョブトレ

全国的にも珍しい障害特化型、ジョブ特化型就労移行支援事業所を運営しています。各障害に特化するからこそ効果のある就労支援プログラム、業種に特化するからこそ身につく実力。これまでに培ったノウハウから就職に役立つ選りすぐりの情報を日々発信して行きます。

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