障がい者(障害者)の求人転職情報・雇用支援サービス

  1. 障害者求人・雇用支援サービスTOP
  2. atGPしごとLABO
  3. 面接対策をする
  4. 面接対策
  5. 障害者雇用の面接でよく聞かれる質問と注意点を紹介

面接対策

障害者雇用の面接でよく聞かれる質問と注意点を紹介

更新日:2024年11月15日

障害者採用での面接の際に行われる、一般採用との違いとして「障害について聞かれる」ということが挙げられます。逆に障害について一切聞いてこない場合は、障害者採用が初めてであり何を聞いて良いのか全く分からない、という場合があるので細心の注意を払ったほうが良いでしょう。今回この記事では、障害者採用でよくされる質問の傾向とそれに対する対策について書かせていただきます。

障害者雇用の面接でよく聞かれる質問7選

ここからは一般採用でよくされる質問と合わせて、障害者採用で聞かれる質問を列挙し、その質問に対する対策をご紹介いたします。

 

その質問の背景にある企業側の意図などについても書いていきますので、これから就職活動や転職活動を行う方、または現在行っている方は事前の対策の参考にしてみてください。

 

atGPエージェントでは、あなたの魅力がきちんと伝わる面接対策を行います。これまでのサポート実績で培ったノウハウで、あなたの強みや、障害の状態・必要な障害配慮などを正しく上手に伝えることができるようサポートします。

自己紹介と自己PRをお願いします

企業の面接の多くはまず自己紹介から始まります。

企業によっては時間制限を設けて(3分程度で、など)自己紹介をしてください、と言われる場合もあるので事前対策として時間制限内で自己紹介ができるように練習をしておいたほうが良いです。自己紹介は長くなりすぎないようにしましょう。

ポイントは企業が求める能力を自分が持っているということを売り込むことです。

 

自己アピールのコツは、「自分」を前に出しすぎないことです。

「自分」を前に出しすぎるのは逆効果になる可能性があるので、自分はこんなことができる、あんなことができる、と自慢話のようになる話し方を避け、自分がどんなことをしてきたのかを重点に置いてアピールすると良いでしょう。

 

前職がある場合は実績を具体的に伝えましょう。新卒の場合は学校生活の中で仕事に役立つ能力、態度、姿勢が表れた出来事を取り上げてアピールすると良いでしょう。

 

ただし、前職がある場合も新卒の場合にも気をつけたいのは「肩書だけを伝える」ことです。「係長をやっていました」「バイトリーダーでした」こういった肩書だけを伝えても何のアピールにもなりません。係長だったから、バイトリーダーだったからといって必ずしも問題解決能力を持っているだとか、リーダーシップを持っている、コミュニケーション能力が高い、とは限らないからです。

 

例えば肩書が無くとも前職(学生ならアルバイト)の時、トラブルに見舞われたけれど、その際にお客様にどう接し、どう対応してその局面を乗り越えたのか。

その後、お客様や会社からどんなフィードバックがあったのか、といったような具体的なエピソードを話したほうがよっぽど説得力があります。

 

そういったことを意識し、自分の価値がよく表れたエピソードをネタに自己アピールを行うようにしてみてください。

 

○自己紹介・自己PRのポイントまとめ

 

・自己紹介は長くなりすぎない。
ポイントは企業が求める能力を自分が持っているということを売り込むこと。

・自己アピールは「自分」を前に出しすぎない。
自分の価値がよく表れたエピソードをネタに、今までどんなことをしてきたのかをアピールする。

 

 

これまでのお仕事について話してください

ただ単にこれまで就いてきた職種について話すのではなく、その仕事でどんなことをしてきたのか。そしてそのやってきた仕事は就職を希望している企業側にどんな風に役立つのか。

こういった具体的な内容を企業側に伝えたほうが良いでしょう。

 

こちらも自己紹介と同様に、企業によっては時間制限を設けているので、短い時間で話すことができるように練習をしておきましょう。

 

○これまでの仕事を伝えるポイントまとめ

 

・やってきた仕事の具体的な内容を伝える。
そしてその経験が就職を希望している企業側にどんな風に役立つかをアピールする。

・時間は長くなりすぎない。

 

 

何故、前職を辞めたのですか?(離職期間がある方は)ブランクが長い理由は何ですか?

病気や障害が原因での退職であれば嘘をついたりせず、また隠さずにそのことをしっかりと伝えましょう。

 

大事なことは、同時に現在の病気や障害との付き合い方についても話すことです。

人によっては病気への理解が浅いこともあるので、

「◯◯という具合に病気(または障害)と付き合って生活をしています。」

と、具体的に自己管理をどう行っているのかを相手にしっかりと伝えましょう。

 

病気や障害があっても自己管理ができていることを伝えることで、マイナス面をプラスに変えることができるからです。

 

その為には自分の病気や障害のことを自分自身でもよく調べ、学び、自分の言葉で自分の病気や障害のことを誰にでも分かりやすく伝えることができるプロになる必要があります。

 

○退職理由やブランク期間を伝えるポイントまとめ

 

・病気や障害が原因であれば嘘をつかない、隠さない。

・現在の病気や障害との付き合い方を具体的に話し、
病気や障害があっても自己管理ができていることを伝える。

 

志望動機を教えてください

何故その企業を選んだのか、相手が納得できる理由を伝える必要があります。

条件面での魅力(通勤が近い、フレックスだから、正社員採用だからなど)を伝えても逆効果ですし、自分には確固たる志望理由が無いのに相手のニーズに合わせた志望理由を語ってもすぐにバレます。

 

面接官は幾人もの就職希望者を面接してきた、百戦錬磨の達人です。そんな達人とは戦わないことです。

 

では、どうやって志望動機を相手側企業に伝えたら良いでしょうか。

 

その方法としては、「転職(または就職)理由」と「その企業の魅力(条件面ではなく、仕事面での魅力)」を結びつけ、「自分のオリジナルな内容」で志望動機を伝えましょう。

その際に、自分のスキルや実績を根拠に志望動機を伝えることができると尚良いです。

 

また、自分を採用すると、その会社の将来にとても有益です、ということが伝わるような動機を伝えるようにしましょう。

その際には嘘をつくことやキャラクター作りをせず、自分のオリジナルな内容で伝えることを必ず意識してください。

 

○志望動機を伝えるポイントまとめ

 

・企業が求める人材像を踏まえて(ただし、人材像に自分を合わせてはダメです)、
自分の仕事上の強みや興味を伝える

・自分の将来のキャリアビジョンを伝える

・応募企業の特徴を踏まえて、自分が実現・貢献できることを伝える

 

 

あなたの障害について教えてください

多くの企業、もっといえば多くの障害者採用担当の面接官は、障害者採用専門部署を持っている会社でない限り、そんなに多くの障害者に会ったことがありません。

あなたが初めての障害者採用での応募者だということも考えられます。

そういう前提で自分の障害について説明できるようになりましょう。

 

その為には先程も書きましたように、自分の障害について自分自身で調べ、学び、障害のことを障害者採用担当の面接官に分かりやすく伝えることができるようになる、障害のことを伝えるプロになる必要があります。

 

下手に嘘を付き、隠さずに、でも不安を煽ってしまうような伝え方をしないことが重要です。

「障害」というマイナス面をプラスに変えるような伝え方を誇張せずに行い、企業側を安心させましょう。

 

障害者採用がなかなか進まない理由として、障害者のことが良く分からないから不安だ、ということが挙げられます。

そのような不安をあなたの言葉で軽減することができ、逆にあなたを採用することで企業側にメリットがあるということを伝えることができたら、障害者採用での就職はもう目と鼻の先です。

 

○障害を伝えるポイントまとめ

 

・嘘を付かない、隠さない

・不安を煽らない

・不安を軽減するような伝え方をする

 

 

atGPエージェントでは、あなたの魅力がきちんと伝わる面接対策を行います。これまでのサポート実績で培ったノウハウで、あなたの強みや、障害の状態・必要な障害配慮などを正しく上手に伝えることができるよう、以下のようなサポートを行います。

 

・志望動機や自己PRのアドバイス
・本番を意識した模擬面接
・面接後の振り返り

業務をするうえで配慮が必要なことはありますか?

前述したように、企業の採用担当者は皆が皆、障害者雇用のプロではありません。

ましてや障害の症状や必要な配慮は、一人ひとり異なります。

ご自身でしっかりと必要な配慮について伝えなければ、会社側もその人にとってのベストな配慮がわからないことがほとんどです。

 

ご自身が「どんな障害で、どんな配慮が必要か」を具体的に伝えましょう。

また、ただ配慮を求めるのではなく、「自分なりにどのような工夫をしていて、どういう配慮があれば上手くできる」というスタンスで伝えましょう。

 

例)「ADHDの特性として、集中力が短時間しか続かない傾向があるため、タスクを細分化し、一つ一つに取り組む工夫をしています。また、定期的な休憩を取ることで効率的に仕事ができるため、柔軟な休憩制度を提供いただけると助かります。」

 

○必要な配慮を伝えるポイントまとめ

 

・必要な配慮を具体的に明示する。

・ただ配慮を求めるのではなく、障害管理のための自分の工夫もあわせて伝える。

 

 

薬の服用頻度や副作用について教えてください

薬を服用する頻度や副作用などについて把握することによって、企業は障害への理解を深めると同時に体調が悪くなった時にとるべき配慮もしやすくなります。

 

そのため、どんな薬をどのくらいの頻度で服用しているか、服用した後どのような副作用があるか、正確に答えましょう。

 

また、いつから服用し始め、服薬することで体調が安定していることなども伝えられるとよいでしょう。

 

例)抗うつの薬を1日3回服用しています。勤務中の服薬は昼食後に1回です。
3年ほど前から服用し始め、症状はある程度落ち着いていますが、体調により、副作用で急激な眠気を覚える場合があります。
症状が出た場合は、30分程度睡眠を取るための休憩時間をいただけると幸いです。

 

○薬の服用頻度や副作用を伝えるポイントまとめ

 

・どんな薬を服用しているか
・どれくらいの頻度で服用しているか
・副作用があるのか
・いつから服用し始めたか
・服薬することで体調が安定しているか

など、正確に答えましょう。

 

 

障害者雇用の面接を成功させるポイント

障害者の方が面接対策をする際に、大切なのは、自分ひとりで対策を済ませるのではなく、周囲の力も借りることです。
面接の練習をする時、「家族や友人に協力してもらう」「転職エージェントで模擬面接を受ける」など、周囲にも頼ることが効果的です。

 

また、病気を治療中の方やリハビリー中の方は、かかりつけの医師から就職活動を行っても問題ないか、確認をしましょう。
許可を得られた方は、下記のコツを意識しながら面接対策を進めましょう。

 

自分の障害について説明できるようにする

企業の障害者採用担当者がもっとも知りたい項目は、あなたの障害についての情報です。どんな仕事を任せることができるのか、どのような準備や配慮が必要なのか、あなたの説明を通じて、把握したいと考えています。

 

特に、自分の障害について「できること・できないこと」が、明確に伝えられるかどうかが重要なポイントになります。

 

自分の障害について、自分の言葉できちんと説明できるように面接対策の段階で練習しておきましょう。

 

緊張したときのリラックス方法を持っておく

面接は、誰しも緊張するものです。緊張のあまり言葉につまったり、表情がこわばってしまうことは、健常者の場合にもよくあります。

 

緊張すること自体は、決してマイナスなことではありません。
まずは緊張する自分を受け入れ、否定しないことが大切です。
「失敗してしまった」と思ったら、逆に開き直って、「緊張していてすみません」と告白すれば、採用担当者も理解してくれます。

 

「緊張している」と素直に自分の気持ちを言葉にすることで、緊張を和らげられることができます。

 

面接時は、清潔感のある身だしなみにする

面接時は、言葉以外の印象も大切です。清潔に整えた身だしなみで面接に望むことで、自立してきちんと生活しているという印象を与えることができます。

 

面接の時の服装は基本的にスーツです。体にあったサイズのスーツを着用しましょう。面接前日までに、スーツがシワになっていないか、靴が汚れていないか、確認しておいてください。

 

また、男性の場合ひげは一般的には短めか剃るのが基本、女性の場合顔の表情が見える髪型にしましょう。

障害者雇用の面接対策で利用できる支援機関

面接の練習などを何度繰り返しても自分に自信が持てない場合には、プロのサポートを受けてみることも面接を成功させるための手段の一つです。
プロの視点でアドバイスをもらうことができるので、自分では気付くことができなかった課題に気付くことができるというメリットがあります。

 

以下は、障害のある人の面接対策をサポートする支援機関を4つ紹介します。

 

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所は、障害のある人の一般企業への就職をサポートする通所型の福祉サービスです。
就職に向けた準備から就職活動、就職後の定着支援まで、さまざまなサポートを提供しています。

 

18歳から64歳までの障害者・難病をお持ちの方が利用できます。
ジョブトレ

 

ハローワーク

ハローワーク(公共職業安定所)は、国が運営している総合的雇用サービス機関です。
求人紹介や職業相談、面接や応募書類作成のサポート、就活セミナーの案内、職業訓練などさまざまなサポートを行っています。

 

仕事を探している人であれば、原則として誰でも利用できます。

 

地域障害者職業センター

地域障害者職業センターは障害者に対する専門的な職業リハビリテーションサービスを提供する施設です。
障害者に対して、ハローワークと協力して、就職前の支援から、就職後の職場適応のための援助まで、個々の障害者の状況に応じた継続的なサービスを提供しています。

 

就職、職場適応、復職等に支援を必要とされる方が対象となります。障害者手帳の有無を問わず利用できます。

 

就職・転職エージェント

就職エージェント・転職エージェントは、民間企業が運営する人材紹介サービスです。求職者と人材を募集している企業のベストなマッチングを支援してくれます。

応募書類の添削から面接対策、条件交渉まで、プロによる転職支援が無料で受けられます。

 

その就職・転職エージェントの中には、障害者雇用に特化したものも存在します。積極的に利用して、より良い企業への転職に役立てることをおすすめします。
atGPエージェント

障害者採用での質問の傾向とそれに対する対策についてまとめ

障害者採用での質問の傾向とそれに対する対策について まとめの画像

ここまで、一般採用や障害者採用でよくされる質問について、傾向を挙げ、対策案を書いてきました。

 

書いてきたことを総まとめすると、

 

・自己紹介と自己PRをしてください

>>肩書だけを伝えるということをしない。具体的なエピソードを話しましょう。

 

・これまでのお仕事について話してください

>>会社によっては時間制限(3分程度でなど)がある場合があります。話が長くなりすぎないように、企業が求める能力を自分が持っているということをアピールしましょう。

 

・何故、前職を辞めたのですか?(離職期間がある方は)ブランクが長い理由は何ですか?

>>病気や障害が原因での退職であればそれを伝える。同時に現在の病気や障害との向き合い方についても話す。自分の言葉で語るプロになりましょう。

 

・志望動機を教えてください

>>何故、その企業を選んだのか相手が納得する理由を話す。自分を採用すると、その会社の将来にとっても有益です、ということが伝わる動機を話しましょう。

 

・あなたの障害について教えてください

>>自分が初めての障害者採用での応募者かもしれないという前提で話す。障害について嘘を付き、隠さない。不安を煽らない。不安を軽減することを意識して伝えましょう。

 

・業務をするうえで配慮が必要なことはありますか?
>>必要な配慮を具体的に明示する。障害管理のための自分の工夫もあわせて伝えましょう。

 

・薬の服用頻度や副作用について教えてください
>>どんな薬をどのくらいの頻度で服用しているか、服用した後どのような副作用があるか、正確に答える。また、服薬することで体調が安定していることなども伝えましょう。

 

このようになります。

 

障害者採用で就職する為にこれらのことを意識して面接への対策を練ってみてください。

 

くれぐれも何も対策無しで面接へ挑まないようにしましょう。

 

また、面接の対策をするには、障害者専門のキャリアアドバイザーからアドバイスを受けるというのも一つの方法です。

atGPのキャリアアドバイザーが、あなたをマンツーマンでサポートします。

→atGPエージェントを見てみる

あなたが良い企業に巡り会えることを願っています。

アバター画像

ライター:atGPジョブトレ

全国的にも珍しい障害特化型、ジョブ特化型就労移行支援事業所を運営しています。各障害に特化するからこそ効果のある就労支援プログラム、業種に特化するからこそ身につく実力。これまでに培ったノウハウから就職に役立つ選りすぐりの情報を日々発信して行きます。

このライターの記事一覧を見る

注目記事PICK UP!

対象から記事を探す

公式SNSはこちら

会員登録 無料

atGPトップ
各種サービス
求人を検索する 求人を紹介してもらう スカウトを受ける 就労支援サービス 就職・転職ノウハウ
お問い合わせ・よくある質問
お問い合わせ よくある質問