卒業生の声

統合失調症のAさんのインタビュー

自分の症状を打ち明けられる仲間と出会えた

統合失調症Aさん(20代)
通所コース
統合失調症コース
通所期間
5か月
就職先
商社
決定職種
企業内メール仕分け

「統合失調症専門」のコースがあるので、atGPジョブトレへの通所を決めました!

atGPジョブトレ(統合失調症コース)に通う前までの経緯を教えてください。

ずっと病気の自覚はありませんでしたが、17〜18歳くらいから症状が出始めていたと思います。
最初は周りの人の目が気になって、常に誰かに見られていると感じるようになりました。
その時点で病院に行っていれば良かったのですが、やがて悪化し、家にいてもずっと緊張状態が続くようになりました。

20代になり、初めて病院で診てもらったところ統合失調症と診断されました。
聞き慣れない病名だったので、最初は「?」という感じでした。
自分の考えていることが周囲にさとられていると本気で思っていたので、すぐに病気を受け入れられない部分もありました。
誰にも伝えず病院へ通っていましたが、ある日家族に薬が見つかり、その時初めて病気について打ち明けました。

atGPジョブトレ(統合失調症コース)を選んだ理由を教えてください。

大学を卒業して半年くらい経ってから、外回りの仕事に就きました。
そこでは人間関係とトラブルがあいまって、8か月ほどで退職。

次に、コールセンターのアルバイトを始めましたが、症状が悪化したため辞めました。

何もしないで過ごすようになり、これではマズいと思って家族にも相談したところ、父がatGPジョブトレ(うつ症状コース)を見つけてくれて、体験に参加してみることになりました。
そこで、統合失調症専門の事業所がこれから開所となることを教えていただき、atGPジョブトレ(統合失調症コース)について知りました。

当初、ほかにも入所を検討している事業所があり、atGPジョブトレとどちらにしようか迷っていました。
スタッフの方と2〜3回お会いして相談させていただく中で、将来の希望などをホワイトボードに書き出しながら、一緒に情報を整理していただいたこともあります。

最終的にatGPジョブトレを選んだ理由は、統合失調症専門の就労移行支援だったこと。
やはり同じ病気を持っている人たちが集まっていることが大きかったですね。

2016年4月の開所と同時に通い始めました。
最初はとても緊張しました。
でも通ってみると、スタッフのみなさんがとても優しく親身になってくれたし、一緒に通っている利用者さんもみんな温厚で、安心感がありました。

それまでは昼夜逆転した生活を送っていたので、まずはそれを元に戻そうという思いもあり、とにかく休まず行こうと決めて頑張りました。
行きたくないな、ダルいなと思うのは、病気と関係なく誰にでもあることだとわかっていたので、それを理由にしたくなかったんですね。
結果的に1日も休まず通い続けることができました。

そこで仕事が待っているわけではなく、仲間がいて、スタッフの方たちがいて、自分を迎え入れてくれる場所でもあったので、来てしまえば何とかなるという思いもありました。

atGPジョブトレ(統合失調症コース)のここが良かったというところを教えてください。

atGPジョブトレに通っている中で、1番印象に残っているプログラムは症状理解研修です。
なぜ発症して、どんな症状があるのかを振り返る自分ヒストリーを作ってお互いの体験談を発表し合いました。
ここでは、同じ病気でも人によっていろんな症状があることを知りました。

正直、明るい内容の講義ではなかったです。
でも、重い話も赤裸々に出し合うことで、それまで友達にも話したことがなかったことをカミングアウトできて、すっきりしました。

また、自分ヒストリーを作ることは、自分自身としっかり向き合うことになるため、自己理解が非常に深まるプログラムでもありました。
そのため、病気との付き合い方を身につけることができるようになったのも大きな収穫でした。
新しい環境では症状が出てしまうものですが、環境に慣らしながら、病気とうまく付き合っていくしかないと考えるようになりました。

僕の場合、閉鎖空間やしーんと張りつめた空気が1番耐えられません。
でも、どうしても会話が途切れてしまうことはあります。
仕事中なら適度な休憩をいただいて、たばこを吸うなど1人になることで、落ち着きを取り戻せることを知りました。
自分のことを伝わりやすく人に話せるようになったので、どのような配慮があれば症状が出にくいかも伝えられるようになりました。

atGPジョブトレに通うようになって、家族からは「生活リズムが良くなったね」と言われました。
昼夜が逆転し、昼間に爆睡していたことも家族は知っていたので。

今も通院は継続していますが、症状が強く出てしまうことはあるし、症状の波は激しいと感じています。
でもこれが症状なんだと理解できていれば、少しずつ落ち着きを取り戻せます。
自分の症状を理解して、ストレスマネジメントを実践することで、自己管理ができるようになってきたことが、自分にとっては特に大きかったですね。

企業に応募するためのプロフィールを作る際にも、自分ヒストリーを作っていたことが役立ちました。
面接などもサポートしてもらえたので心強かったです。

atGPジョブトレ(統合失調症コース)でのトレーニングが就職後も役立っています!

現在の担当業務・仕事内容について教えてください。

atGPジョブトレに通い始めて半年ほどが経過したころ、大手企業の特例子会社で実習する機会をいただきました。
社内に届いた手紙や荷物を配布して回る仕事です。

これが再就職のためのリハビリになればいいと考えていましたが、実習がスタートして間もなく、正式採用のお話をいただきました。
まだ就職活動らしいことをしていない状況だったし、本当にここでいいのかな?と迷いがありました。

でも、じっとしていると症状が出てしまう自分にとって、こまめに移動しながら働くのは向いていると思えました。
また、すでに実習で働いている職場なので、業務内容は明確にイメージできていましたし、再び新しい環境に慣らしていく必要もありません。

atGPジョブトレでもいろいろ相談させていただきながら、納得して実習先の会社に正社員として就職しました。

職場の雰囲気はどのような雰囲気ですか。

いざ就職してみると、思った以上に仕事はハードに感じます。
時期的なものかもしれませんが、思うように休憩が取れないこともあります。
職場の雰囲気は悪くありませんが、たくさんの人と関わる仕事なので、全員と仲良くしようと無理をしていた部分がありました。

でも、atGPジョブトレのスタッフの方が就職先に訪問してくれた時に「無理にみんなと仲良くなろうとしなくて大丈夫。距離感を大切に」というアドバイスをいただけたので、気持ちが楽になりました。

机で忙しく仕事している人に声をかけて物を渡すので、緊張することもあります。
でも、些細なことではありますが、いつも素っ気ない態度の人からお礼を言われたりするのがうれしいです。

今後の目標についてお聞かせください。

生活リズムを整えることがままならなかった時期に比べると、今は客観的に、冷静に自分を見つめることができているので、自分は変われたと思います。

でも昔から変わらないことがあって、それは、バックパッカーで海外を回りたいという夢です。

そのために英語を勉強して、うまくいけば英語を使った仕事ができればいいなと。
絶対やりたいとまではいかないけれど、アメリカを横断してみたいですね。

だから、自由に使えるお金を早く作るためにも、学生時代から早く働きたいと考えていたんです。
仕事を辞めて生活リズムが悪化し、このままではマズいと思ったのも、それが理由です。

働くための目的はブレていないので、今の仕事を頑張っていつか夢を実現したいですね。

Aさんありがとうございました!ますますのご活躍をお祈りしています!

統合失調症コースの事業所はこちら

atGPジョブトレお茶の水(旧リドアーズ・ベネファイ)

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